« ■王心凌●キュートな魅力あふれるニューアルバム《Honey》■ | Main | ■阿桑●清冽な雰囲気をたたえたセカンドアルバム■ »

2005.03.01

■蔡健雅●独特のセンスを感じさせる安定した歌唱力■

ASIEN第237号

Amphibian 蔡健雅(ターニャ・チュア)のニュー・アルバム《Amphibian》が堅実なヒットを続けています。二月の初めに発売されたこの新作、約ひと月経つ現在でもCDショップの売り上げベストテンにとどまり、テレビなどでも収録曲が繰り返しオンエアされています。アルバムの中文タイトルは《雙棲動物》、両生類という意味。一瞬ぎょっとするようなネーミングですが、これは心が離れかけている恋人を異なる環境に適応する「両生類」に例えて、「私はあなたみたいにいろんな環境に適応できない。あなたの愛があるところでしか生きていけない」と歌うもの。なかなか個性豊かな比喩ですねえ。

 蔡健雅はシンガポール出身のシンガー・ソングライター。もともとは作曲家としてさまざまな歌手に楽曲を提供していましたが、一九九七年に自らも歌手としてデビュー。このときは英語の歌を収めたアルバムでした。その後も北京語と英語のアルバムを着実に発表し続けており、実力派歌手としてアジア全域の華人社会で人気があります。

 低音から高音まで安定した歌唱力をみせる彼女の歌声は今回も健在。物憂げな歌い方からはじけるようなサビへの変化が印象的な《假想敵》、軽やかな歌い方ながら複雑なメロディラインが「技術」を感じさせる《優先權》、とめどなく拡散するタバコの煙を彼の愛に例えた《二手煙(副流煙という意味)》など聴きごたえのある曲ばかり十一曲が収められました。それにしてもこの人の歌の題名は独特のセンスがありますね。もうひとつの聴き所は、最後に収められている《原點》。これは孫燕姿(ステファニー・スン)とのデュエットですが、二人の声の質が近いこともあって、しっくりと溶けあった見事なハーモニー。息のあったところを見せています。そういえば孫燕姿もシンガポール出身でしたね。

 このほか今回のアルバムにはボーナスVCDがついています。《雙棲動物》と《假想敵》のほか、前回のアルバムに入っていた《無底洞》と《陌生人》の合計四曲。ドラマで人気のある賀軍翔(マイク・ハー)と歐陽靖(オーヤン・ジン)が共演した《雙棲動物》と《假想敵》が話題になっています。もう一方の《無底洞》と《陌生人》は、映画《藍色大門(邦題:藍色夏恋)》の桂綸美(グイ・ルンメイ)と、《十七歳的天空》のDuncanこと周群達の共演。こちらも貴重です。(銭衝)

|

« ■王心凌●キュートな魅力あふれるニューアルバム《Honey》■ | Main | ■阿桑●清冽な雰囲気をたたえたセカンドアルバム■ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20732/3134372

Listed below are links to weblogs that reference ■蔡健雅●独特のセンスを感じさせる安定した歌唱力■:

» グイ・ルンメイ、蔡健雅のMVに出演 [グイ・ルンメイ ウォッチ]
グイ・ルンメイが、シンガポール出身のシンガーソングライター、蔡健雅(ターニャ・チュア)の曲「陌生人」のMVに出演している。共演は、周群達。 [http://... [Read More]

Tracked on 2005.03.25 at 03:01 AM

« ■王心凌●キュートな魅力あふれるニューアルバム《Honey》■ | Main | ■阿桑●清冽な雰囲気をたたえたセカンドアルバム■ »